近頃、頭痛について患者様から質問されます。
一口に頭痛といっても、さまざまな種類がありその原因もいろいろです。
まずは頭痛の分類についてお話しします。
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頭痛は大きく分けて
・１次性頭痛
・２次性頭痛
この２つに大別されています。
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２次性頭痛というのは、脳や身体に何らかの病気が原因で起こる頭痛です。
代表的な病気としては、くも膜下出血・脳出血・脳腫瘍・髄膜炎などがあります。
この２次性頭痛は速やかに治療をしなければ死に至る危険性があります。
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１次性頭痛は、病院で検査しても原因が見当たらない頭痛です。
時間の経過で良くなったり、悪くなったりすることが多く、
慢性に何度も頭痛発作を起こすタイプが多くなります。
代表的なものとしては、偏頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛に分けられます。
頭痛の９割はこの１次性頭痛です。ㅤㅤㅤ
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「で、どういうこと？」
少し難しいかもしれないので分かりやすく説明しますね。
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市販されている頭痛薬の中で強い薬を服用してもなかなか治らないものや、
突然いつもとは種類が違う痛みなど、今までに経験したことがないような
激しい頭痛は２次性頭痛の疑いもあるので、直ちに専門の病院に行きましょう！！
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逆に頭痛薬を服用して痛みが一時的に治まるもの、
また、薬までは服用しなくてもストレッチなどで
痛みが緩和するものは１次性頭痛の可能性があります。
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では、１次性頭痛の詳しい話をしますね。
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偏頭痛は、頭の中の血管の拡張・膨張によるものです。血管性の頭痛でズキンズキンと脈打つような痛みが特徴です。痛みの前兆に目の前にチカチカと光るフラッシュのようなものが現れ、閃輝暗点（せんきあんてん）を生じることが多いです。
対処法は、血管拡張性の頭痛なので首の後ろやズキンズキンしているところを冷やしてください。
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緊張型頭痛は、肉体的ストレス（長時間のパソコン作業や車の運転など）、精神的ストレス（仕事や家庭内の問題など）による頭の筋肉や首から肩、背中にかけての筋肉の緊張が原因で起こります。筋肉の緊張が高まると、筋肉内の血流がわるくなり、筋肉の中にコリコリした老廃物が溜まります。それが周囲の神経を刺激し、頭がギューッと締め付けられるような鈍い痛みが起こります。頭痛の他にも、肩や首のこり、フワフワとしためまい、全身のだるさといった症状を伴うこともあります。
対処法は、身体を温める事です。運動や入浴で血行を促してみて下さい。
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群発頭痛は、目の後ろを通っている血管（内頚動脈）が拡張して起こると考えられています。血管が拡張することで自律神経を刺激し、「目がえぐられるような」「キリで刺されるような」と表現されるように、耐えられないほどの痛みや、涙や充血などの症状もも併発させてしまいます。また繰り返し断続的に発生するのが特徴です。
対処法は、群発時期は飲酒やタバコを控えて下さい。
症状に応じてヘッドマッサージや鍼灸治療で血流、自律神経を整えていくことで症状の改善をはかります。
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