〇老化減少に関連する「腎」の養生
東洋医学では、腎は単に腎臓の機能にとどまらず、身体を温めたり、水分代謝や生殖機能にも関わっています。また、先天的に備わっている「先天の気」を蓄えており、これは両親から受け継いだ気です。年齢とともにこの気が減少していき、腎の機能が弱まる「腎虚」の状態となります。
腎気は加齢に伴い少しずつ減っていきますが、無理をし続けると腎虚がさらに進み、見た目の老化だけでなく、身体のバランスにも不調が生じます。体調を崩したり、更年期の症状が強く表れる原因にもなりかねません。
加齢による腎の衰えを補うためには、まずは食事による養生が大切です。腎は五行では「水」に属しており、不調がある時は塩味や苦味のあるものを好む傾向があります。
・食養生
腎の働きを補う食品として、山芋やオクラ、なめこなどの「ネバネバ食品」がおすすめです。特に山芋は「山薬」という生薬としても漢方に含まれるほどで、腎を助ける効果があります。
・ツボ
腎の養生に有効なツボとして『腎兪』を刺激するのも効果的です。
〇疲れや虚弱には「脾」の養生
脾と胃の不調は、全身的なエネルギー不足を引き起こす原因となります。東洋医学では、疲れやすい状態を「気虚」と呼び、これは気が不足した状態を意味します。だるさや疲れやすさ、頻繁な風邪や風邪の治りにくさなどの症状は、まさに気虚の現れです。
脾は胃と連携し、食べ物を消化・吸収して、気の元となる水穀の精微を作る重要な役割を担っています。消化吸収がうまくいかないと、気が十分に作られず疲れを感じやすくなり、最終的には全身的なエネルギー不足を引き起こして気虚となります。
・体質変化に対応する食事
年齢とともに「実」から「虚」へと体質が変わっていくため、どのような食事をとるかが重要です。肉類、タイやタラなどの魚類は滋養強壮効果が強く、補気に適しています。穀類やイモ、大豆、きのこ類も消化機能を高める効果(補脾効果)があります。
・身体のこりと胃腸の関係
年齢を重ねると血行が悪くなったり(お血)、筋肉の衰えによりこりを感じやすくなります。東洋医学では、脾が筋肉や胃腸の働きに関係していると考えられています。胃腸の働きが弱くなると、良質な筋肉を作りづらくなります。
そのため、血行を良くするだけでなく、胃腸の働きを強化することも大切です。筋肉の衰えがこりの原因だと考えがちですが、まずは胃腸の機能を高め、筋肉を作りやすい体づくりを目指しましょう。
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