胸郭出口症候群について
●症状
腕を挙げる動作で上肢のしびれや肩や腕、肩甲骨周囲が痛む。
また、手の小指側に沿ってうずくような痛みやしびれ、ビリビリ感などの感覚障害に加え、
細かい動作がしにくいなどの運動麻痺の症状がでる。
鎖骨の下にある動脈が圧迫されると、上半身の血行が悪くなって腕は白っぽくなたり、痛みが生じる時もある
。鎖骨の下の静脈が圧迫されると、手・腕は静脈血のもどりが悪くなり青紫色になることもある。
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●発生機序
上肢やその付け根の肩甲帯の運動や感覚を支配する腕神経叢といわれる神経と鎖骨の下を通る動脈がそれぞれ
の部位で絞めつけられたり、圧迫されたりすることにより起こる可能性が高い。
締め付けや圧迫部位によって、斜角筋症候群、肋鎖症候群、小胸筋症候群と呼ばれるが、総称して胸郭出口症
候群と言う。
●治療
鍼灸治療が有効。圧迫を加えている筋に対して緊張を除去し血液循環の改善を目的として行う。消炎鎮痛にも
大きく影響を与える。
首から肩、腕の筋肉のストレッチもよい。
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