関節ねずみ
関節の中に、関節内遊離体という軟骨や
骨のカケラ(小骨片)がみられる状態です。
カケラが、遊離して関節内を自由に
動きまわることから、“関節ネズミ”と呼ばれます。
多くはスポーツ(野球、ソフトボール、
バスケットボール、テニス、ゴルフなど)が原因で、
肘や膝の関節に生じやすい傾向があります。
主な症状としては関節が痛んだり、
肘などの関節が動かなくなったり(ロッキング)します。
このような場合には、歩行が困難となることも
まれではありません。しかしながら、遊離体が
そこから移動してしまうと、挟まったり
引っかかったりする状況が解除され、
急に痛みがなくなり、膝も自由に動かすことが
できるようになります。
患者さん本人は、“治った”と感じるかもしれません。
しかし、実際には治っていません。
なぜなら、カケラは関節内に残ったままだからです。
遊離体を取り除かないと、また同様の
症状が再発する可能性があります。
このようなことを繰り返すことにより、
正常な軟骨や半月板を傷つけ、変形性膝関節症へと
進行していくことがあります。
最初は小さなカケラが、関節液から
栄養をもらい徐々に大きくなる症例もあります。
関節ねずみの原因
スポーツが原因となって軟骨や骨の
小さいかけらができてしまうことが多くなっています。
また、軟骨損傷・軟骨骨折、骨壊死症、離断性骨軟骨炎、
骨軟骨腫症、変形性関節症などの疾患が関与して
生じることもよくあります。
関節軟骨やその下の骨(軟骨下骨)
の一部が剥がれて膝や肘などの関節内を
動き回って移動するようになるのです。
これらの「関節内遊離体」は、膝に限らず股関節、
肘や足首、顎関節など、病気が起こっている
さまざまな関節に生じることがあります。
関節内遊離体の症状
主な症状には、膝痛、膝の可動域制限、
動作で引っかかる感じがする、ロッキングして
関節が動かなくなる、膝の曲げ伸ばしが
完全にはできない、膝の違和感、膝関節の腫れなどがあります。
また、触れるとしこりのように感じる、
関節の中で何かが移動しているような
感触があるといった症状を起こすこともあります。
関節内遊離体の検査
レントゲン
MRI
関節鏡検査
関節内遊離体の治療法
一般的には、症状が軽い人では経過観察になる事が多く、
症状が強い人、またはスポーツ選手は手術によって
関節内遊離体の除去が施行されます。
関節鏡といい、膝関節に小さな穴を開け内視鏡を入れ、
関節内の状態観察と関節ネズミを取り出す方法です。
強い症状がない場合には手術治療を行わずに
経過をみることもあり得ます。
関節内遊離体が生じている場合でも、
骨軟骨片が完全に剥がれておらず
安定している場合には、荷重制限や運動制限などの
保存療法が選択される場合もあります。
病状進行して骨軟骨片が関節内遊離体として
移動したり、関節にはさまったりした場合には、
手術治療を積極的に考慮することになります。
関節内遊離体の予防方法
関節鼠はスポーツによって生じることが多く、
フォームの崩れやストレッチなどのケアを怠ると
発症リスクが上がります。身体に無理のない正しいフォームを
身に付け、ストレッチをしっかり行うよう心がけてください。
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