今回は来院されている患者様に増えてきている
足底筋膜炎についてお話していきます!
まずは足底筋膜がどんなものかと言うと・・・
足底筋膜という踵から足の指に向かって走る腱の事です。
足底筋膜の役割としては
①足の裏のアーチ構造の保持
②歩行時などの荷重がかかる際のクッション
の役割を果たしています。
ランニングや立ち仕事などで、この足底筋膜に
繰り返し何度も負荷がかかると、炎症や微小な断裂が起こり
踵部分や足底の痛みが起こります。
これが足底筋膜炎と言います。
~発症部位~
痛みが出やすい場所は、足底筋膜が付着している
踵(かかと)の部分に出る事が多いです。
次いで土踏まずの部分に痛みが出ることもあります。
痛み始めた最初の段階では、自然治癒力で治る事も多いですが、
それでも繰り返しの負荷などで何度も痛めていると、
筋膜が治りにくい状態になってしまうので、
足底筋膜炎になってしまいます。
~痛める原因~
①マラソンなどの走る運動
②ジャンプをする事の多い運動
③長時間の立ち仕事
が考えられます。
走る・ジャンプするの圧迫力と牽引力が
かかることによって足底筋膜への負荷が増します。
長時間立つ事で体重を支えるために
長い時間足底への負荷がかかるので、
足底筋膜への圧迫力がかかってしまいます。
④加齢による筋力低下
加齢によって足の筋力が落ちると、
重心が後方に寄ってしまいます。
そのため踵への負担が増してしまいます。
また柔軟性も低下してしまうので、負担が増えていきます。
⑤肥満体型
体重が重いほど足底への負荷がかかります。
~症状~
踵から土踏まずにかけて痛みが出ます。
初期状態では起床後すぐに動き出す際などの
動作の開始時に痛みが出ます。
その状態で治療をしないと、段々と痛みが増していきます。
痛みのある場所をストレッチすると効果はありますが、
逆に強く伸ばしすぎる・揉み過ぎると
筋組織を壊してしまって痛みが
強くなってしまう場合もあります。
~治療法~
足底筋膜を柔らかくすることが重要なので、
足の指を反らした状態で
土踏まずの辺りを軽く揉んで緩めていきます。
また痛みをかばってふくらはぎ等が
硬くなっている事が多いので、
下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)をストレッチ、
ほぐすことでも症状が緩和できます。
きらり整体整骨院では、まずは痛みをかばっている場所を
見るために姿勢のチェックから始めます。
そのあとは足底と、かばって
硬くなっている部位を緩めていきます。
炎症を起こしている部位には超音波治療や、
必要に応じて鍼灸治療で根本的に治していきます。
足底筋膜炎は治るまで時間のかかりやすい症状ですが、
放置しているとドンドンと治るまでの時間が
長くなってしまうので、痛みの出始めた
タイミングで来院される方が、治るまでの時間も短いですよ。
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