『未病と気・血・水とは』
検査では異常がなくても、体調は悪いという状態です。
つまり健康ではないけれど病気未満。健康と病気のグレーゾーンの状態を未病のひとつといいます。
例えば、頭痛や腹痛、めまいや耳鳴り、肩こりや冷え、むくみや立ちくらみ、
便秘ぎみや手足の冷え、だるさ、憂鬱など、自覚症状はあるが検査では異常なし。
西洋医学ではこの場合、病気とはみなされず、治療対象外になる場合がありますが、
東洋医学では、これを未病として治療します。
そのほか、足腰のだるさや疲れやすさ、腰痛など、加齢によって起こる不調も未病のひとつと考えます。
病気は突然現れるのではなく、未病の段階で何らかのサインが身体に現れているのです。
この段階で治療をすれば、再び健康な状態に戻ることができますが、この状態をほっておくと
『病気』になってしまう可能性が高まります。
健康な人の身体の状態とは、気・血・水がバランスよく働いている状態です。
健康な人は病気に対する抵抗力(正気)が充実しています。
例えば、
〇日常で生じるストレス
→日々のストレスははねのけることができます。
〇季節の変化
→季節による変化に対応できます。
〇ウイルスなどの病気
→ウイルス(東洋医学でいう外邪)は排除できます。
〇加齢による心身の変化
→老化のスピードの度合いを緩められます。
『気・血・水とは』
東洋医学では心身の状態のことをいいます。
「気」は形がなく、元気、気合、根気といった言葉に使われるように生命の源であり、
気持ち、気分という言葉からイメージが浮かぶように心の状態も含んでいます。
親から受け継いだエネルギーである先天の気と、日常生活での食事や睡眠、運動で得られる
エネルギーである後天の気があります。
気の働きとしては、
①血や水を巡らせる原動力
②病気の原因となる外邪の侵入を防ぐ
③臓器を定位置に保持する
④体温の維持や調節を行う
⑤自律神経の働きに関与している
「血」とは、西洋医学でいう血液のことで、「水」は血液以外のリンパ液などの体液を意味します。
血は全身を滞りなく巡り、身体の隅々まで栄養を与える働きがあります。
水は臓腑や粘膜、関節など全身を潤す作用があります。
汗や尿によって余分な水分を体外へ排出することで、身体の水分バランスを調整しています。
例えば、「気・血・水」のバランスが乱れた場合
東洋医学では、気・血・水のいずれかが不足したり、巡りが悪くなると、心身のバランスが乱れて
病気になると考えられます。
気が量的に不足すると「気虚」という元気がない状態になり、気の巡りが悪い場合は「気滞」、
気の逆流を「気逆」といいます。
また、血の流れの異常によって起こる「お血」、血の不足によって生じる「血虚」、
水の偏りによって生じる「水毒」など、
気・血・水の不調には、大きく6つの症状があります。
その中でも、「気」の重要性。
気・血・水と並列に語られることが多いですが、その重要度は必ずしも同じではありません。
血と水も身体を動かすためには必要不可欠の要素ですが、それらを体内で推動させるのは気のエネルギーです。
これがスムーズでなければ、物質も運ばれません。
このように、東洋医学では気の働きを整えることが重要視されます。
『五臓六腑とは』
五臓六腑とは、臓器そのものだけでなく、各臓器がもつ自律神経や精神活動の機能を含めた概念をさします。
五臓・・・「肝・心・脾・肺・腎」は気・血・水など身体に必要なものを生成し、貯蔵する働きをもっています。
六腑・・・「胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦」は食べ物を消化吸収し、不要なものを排泄する通路となり、
中空(中身が空)の管になっています。
五臓六腑は、「肝と胆」「心と小腸」「脾と胃」「肺と大腸」「腎と膀胱」などが対となり、
経絡(気血が巡っている通路)を通じて連絡しあい、相互の働きをサポートしています。
なので、1つの臓に不調をきたすと、もう一つの対になっている腑にも影響を受け、身体に不調が
現れます。
五臓六腑とは異なる「奇恒の腑」
五臓六腑に属さないものに、奇恒の腑(脳・髄・骨・脈・胆・女子胞)があります。
形は腑に似ていますが、性質や働きは臓に似ているため、奇恒の腑と呼ばれます。
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