更年期障害に関する情報をまとめました。閉経を迎える前後の時期に見られる更年期障害の症状と、その原因について理解し、適切な対策を講じましょう。
更年期障害とは
閉経(1年間月経がない状態)は平均50歳くらいですが、これを前後10年を更年期(周閉経期)と呼びます。加齢と共に卵巣から分泌されるエストロゲン量が急激に減少することで起こりやすいです。
エストロゲンの低下により、身体の様々な機能がうまく働かなくなります。エストロゲンの低下を察知した脳は、卵巣に対してエストロゲンをもっと分泌するように指令を出します。しかし、機能が低下した卵巣からは十分なエストロゲンが分泌されず、ホルモンバランスの乱れが生じます。
さらに、エストロゲンが低下するとセロトニンの分泌も低下し、自律神経の調節がうまくいかなくなります。同時に身体的・精神的症状が現れるのが更年期障害です。
症状
更年期障害の症状は人それぞれであり、100種類以上あるといわれています。主な症状には以下があります:
- 血管運動障害:ホットフラッシュ(交感神経中枢が興奮しやすくなることで起こる)、ほてり、のぼせ、発汗、冷え
- 精神症状:イライラ、不安、不眠、無気力
- 皮膚症状:乾燥、かゆみ、湿疹
- 関節症状、めまい、耳鳴り、頭痛、動悸、息切れ、疲労感など
主な女性ホルモン
エストロゲンとは
別名:卵胞ホルモン(月経~排卵の間)
- 子宮内膜を厚くして妊娠に備えます。
- 女性らしい丸みをおびた身体をつくります。
- 自律神経の働きを安定させます。
- コラーゲン産生を促し、美肌をつくります。
- 血管、骨、関節、脳などを健康に保ちます。
プロゲステロンとは
別名:黄体ホルモン(排卵~次の月経までの間)
- 子宮内膜を柔らかく、維持して妊娠しやすい状態にします。
- 水分や栄養をため込み、妊娠したら維持します。
- 体温をあげます。
- 食欲を増やします。
更年期を過ぎて老年期に起こるトラブル
更年期を過ぎると、エストロゲンで守られていた肝臓・血管・骨・皮膚にトラブルが発生しやすくなります。
肝臓のトラブル
エストロゲンには内臓の脂肪燃焼や脂質の代謝を助ける働きがあります。更年期にエストロゲンの分泌量が減ると、コレステロールや中性脂肪の値が上昇し、肝臓が代謝に影響を受けることがあります。
骨のトラブル(骨粗しょう症)
エストロゲンが減ると破骨細胞の働きが盛んになり、骨芽細胞の働きが追いつかなくなるため、骨量が減り骨粗しょう症になります。
血管のトラブル
エストロゲンは血管を拡張させ、血圧が上がらないようにします。閉経後はエストロゲンが減少するため血管の拡張が弱まり、血圧が高くなりやすくなります。
皮膚のトラブル
エストロゲンには肌の弾力を保つコラーゲンや水分量を増やす働きがあります。エストロゲン減少により、肌の乾燥、ハリつやの低下、シミなどの症状が目立ち始めます。
更年期障害を迎える前に
自律神経の乱れを引き起こすような生活習慣(喫煙、食事を抜く、睡眠不足など不規則な生活)の改善は基本です。食習慣としては、辛い物、カフェイン、飲酒を控え、食物エストロゲンとして知られる大豆イソフラボン(豆腐、豆乳、納豆などの大豆製品)を積極的に摂るようにしましょう。
また、適度に運動し、血流の流れをよくする、身体を冷やさないようにすることも重要です。
地元明石の情報やカジュアルな話題を発信していきます。
山陽西新町駅から徒歩8分
土日祝日営業しています
人生がきらり☆輝く身体づくり
きらり整体整骨院
身体の根本原因を見つけ改善する
〒673-0025 兵庫県 明石市田町2-10-1
時間: 9:00~12:00 14:00~19:00
エキテンの口コミちょっとずつ増殖中
地図
↓