「生活環境の変化」

【生活環境の変化】

バリアフリーの世の中になり、少しの段でもエスカレーターやエレベーター、スロープなどの緩やかな歩道が設置されるようになりました。

自然と楽な方へ、又は忙しさなどから、毎回階段を避け、年に１～２回しか上り下りする機会がないという人も多いのではないでしょうか。

バリアフリー的にはもちろん良いことであり、生活しやすく便利ではあります。

しかし、２本の脚でしっかり動けるみなさんは、そろそろ今年は階段を使用する本来の生活にもどりませんか。

物を使わず、自分の身体さえあればその自分の体重の負荷でもできるトレーニングを『自重トレーニング』といいます。

その中でも、誰でもできてイチオシなのが『階段』です。

階段を上り下りする動作は、ただの有酸素運動による脂肪燃焼だけでなく、お尻・脚といった下半身をしっかり使える自重トレーニングなのです。

階段の上り下りでは、片脚で全体重を支える瞬間が何度も起こります。

この時特に中殿筋、大殿筋を使います。

お尻と脚の筋肉は身体の筋肉の中でも占める割合が多く、それらをしっかり動かすことで心肺機能の強化にもつながるのです。

私たちの身体は動くことが本来の在り方であり、動くことで身体の機能が正常に保たれるようプログラミングされています。

【私たちの身体】

何もしてないのに肩がこる。ずっと家にいて座っているのに脚がだるい。

人間の筋肉量は２０代をピークに何もせずしていると筋肉はどんどん落ち、８０代には５０％まで減少すると言われています。

『サルコペニア』という症状がありますが、筋肉量の減少が急激で、歩く速度が低下し、着替えや入浴など日常生活の動作も行いづらくなります。

６５歳以上に多く７５歳以上で急増しやすい。

身体のバランス機能が悪くなり、転倒や骨折の危険性が高まります。

人間の身体は単純で、使わなければ脳が不必要と判断し強くなっていくのです。

そして年齢関係なくつかない筋肉はありません。

運動やトレーニングをすることによって余計に疲れる。と言われる方も多いかと思います。

単純に考えればそうですが、実は違うのです。

むしろ疲れが取れて元気になります。

運動やトレーニングにより筋肉を動かすことで自然に筋肉がほぐれ、血流が良くなり、

結果、肩こりや頭痛、冷えが解消されます。

『動く』お腹が空いて『食べる』疲れて『寝る』という人間の機能も何か１つでも行動を変えていきましょう。

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