今回は、膝を動かす筋肉の中で
特に膝を伸ばす筋肉である「大腿四頭筋」についてです。
「大腿四頭筋」は、
太ももの前についている大きな筋肉で、
膝を伸ばす動きに最も関与します。
『大腿四頭筋』というぐらいなので、
字から想像できる方もおられると思いますが、
4つの筋肉のことをさしています。
それぞれに役割も少しずつ違ってきます。
【大腿直筋(だいたいちょっきん)】
太ももの中央にあり、膝を伸ばすだけでなく、
股関節にも付着しているので、股関節を曲げる筋肉でもあります。
【中間広筋(ちゅうかんこうきん)】
大腿直筋の下で、太ももの骨の上にあり、
直接触ることは難しいです。
4つの筋肉の中でも膝を伸ばす力の
割合は大きいと言われています。
【内側広筋(ないそくこうきん)】
太ももの内側にあり、膝を伸ばすだけでなく、
膝蓋骨を安定させる働きがあります。
【外側広筋(がいそくこうきん)】
太ももの外側にあり、個体差はありますが
4つの筋肉の中でも割合大きな筋肉です。
この4つの筋肉である「大腿四頭筋」の筋力が低下していると、
変形性膝関節症の発症率が特に女性では有意に高く、
また疼痛や日常生活の障害度にも影響すると言われています。
特に、変形性膝関節症の方では、
内側広筋が痩せてしまい、萎縮している方が多くおられます。
内側広筋は大腿四頭筋の1つで非常に大切な機能を持っています。
この内側広筋が萎縮すると様々な異常が起こってしまい、
結果的に痛みを感じるようになります。
〇萎縮(いしゅく)について
簡単に説明すると筋肉が縮んで痩せている状態です。
萎縮が起こると、筋肉が伸びなくなり、
他の筋肉などとくっついてしまいます(癒着)。
内側広筋は膝の伸ばす時に必要な筋肉なので、
ここが適切に動かないと膝が伸びにくくなってしまいます。
通常、膝が伸びる時には内側の半月板も前方へ移動します。
しかし、内側広筋が萎縮して膝がきちんと伸びないと
内側半月板が前に移動することができなくなり、
痛みを起こしやすい状態になってしまいます。
内側半月板がきちんと前に出ないので、
その前にある膝蓋下脂肪体という
脂肪組織にも影響を及ぼします。
膝蓋下脂肪体とは膝関節の中を埋めている、
クッション作用もある非常に大切な脂肪です。
ここが硬くなってしまうので、痛みを起こしやすくなります。
ちなみに膝蓋下脂肪体の痛みは
膝の痛みの中で1番痛いと言われています。
内側広筋が萎縮して機能しなくなるだけで
多くの異常を来たしてしまうので、
膝痛が起こりやすい膝関節になってしまいます。
高齢の方は筋肉がつきにくいと思われがちですが、
95歳でもトレーニングを継続し筋力がつくことで
痛みがなくなった方もいます。
歳だからとあきらめることはありません。
筋肉は膝のサポーターだと思ってください。
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