【突発性難聴について】
『耳の構造』
耳は大きく「外耳」「中耳」「内耳」の3つにわけられます。
「外耳」は耳介と外耳道からなる部分で、外耳道の最も奥に鼓膜が張っています。
鼓膜から奥が「中耳」で骨に囲まれた鼓室と呼ばれる小部屋から成っています。
ここには3つの小さな骨が(耳小骨)あり、耳管によって鼻の後方の鼻咽頭とつながっています。
「内耳」は「中耳」のさらに奥で、骨の中に埋もれている部分で、聴覚に関わる蝸牛と平衡覚を司る前庭や
3つの半規管から成り、これらの中はリンパ液という液体が入っています。
蝸牛には聞こえの感覚細胞である多数の有毛細胞があり、1つ1つの細胞に聴覚神経の終末部分が付着しています。
『突発性難聴とは』
突然、左右の耳の一方(ごくまれに両方)の聞こえが悪くなる疾患です。
音をうまく感じ取れない難聴のうち原因がはっきりしないものの総称で、幅広い年代に起こりますが、
特に働き盛りの40~60歳代に多くみられます。
前日は問題なかったにも関わらず、前触れなく突然に起こることがあります。
聞こえにくさは人によって異なり、まったく聞こえなくなる人もいれば、高音だけがきこえなくなる人もいます。
後者では、日常生活に必要な音は聞こえているため難聴に気付くのが遅れてしまいがちです。
『難聴の種類』
難聴は聴力が低下して音が聞こえにくくなる状態ですが、音の伝わる経路のどこが悪くなっているかによって
『①伝音性難聴』と『②感音性難聴』に分かれます。
①伝音性難聴
耳から音を伝える器官の障害で、中耳炎や異物・耳垢などによる耳の穴の閉塞や狭窄によって引き起こされます。
②感音性難聴
聴覚神経や脳の聴覚神経や脳の聴覚野など音を感じる部分の障害で、メニエール病や抗生物質など薬の影響を受けて起こることもある。
『生活上の注意』
突発性難聴は原因不明ですが、発症にはストレス・過労・睡眠不足、不規則な生活などが引き金となるなど言われています。
安静にして、ストレスを軽減するなどの生活上の注意が必要です。
また耳の神経がダメージをおっている状態なので大きな音を聞かないようにする、
急激な気圧の変化を避けるなども行うといいです。
『突発性難聴の原因』
原因ははっきりとはわかっていませが、遺伝ではないのは確かです。
いくつかの可能性として、ウイルス、血液循環不全、ストレス、疲労説があります。
『突発性難聴と鍼灸』
早期の突発性難聴には鍼灸治療が非常に効果的です。
突発性難聴になる多くの人は、首の後ろ、耳に近い部分から肩にかけての筋肉が硬くこわばっています。
耳周辺の筋肉を鍼灸でほぐし、ゆるめて、柔らかくして血行をよくします。
血流の循環不全の解消だけでだいぶ違います。
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