土踏まずが低くなる縦アーチの扁平足のほかに、
横アーチが低くなることを開張足といいます。
自覚症状が少ないとされる開張足は
現代人に起こりやすい足の悩みのひとつです。
横アーチとは、足の親指から小指の根元にかけての
中足骨を結ぶ盛り上がりのことで、正常な足部を前面から見ると、
中指を頂点として五本の足指につながる
五つの中足骨が、ゆるやかなアーチを描いています。
足指の筋力不足、または足指のつけ根
「MP関節(中足趾節関節)」を固定している横中足靭帯が伸びてしまい
バランスを崩しやすくなってしまいます。
また、足裏の真ん中にタコやウオノメができやすいという特徴もあります。
【症状】
開張足になると著しく足の筋肉の使い方が偏る状態になります。
足のバランス感覚にも影響が及び、歩行時や
直立時にフラフラとしてしまうことが予想されます。
また、慢性的な足の疲れ、重さも感じます。
開張足による体への影響はそれだけではありません。
体の土台である足元のバランスが崩れることにより
その影響は腰・膝・肩・首にも現れ、各所で痛みを伴った症状が起こります。
また、足の親指が変形する外反母趾(がいはんぼし)
になる可能性も上がるなど、開張足によって
様々な悪影響が引き起こるのです。
【原因】
開張足の原因として、歩き方と立ち方の問題が考えられます。
本来体重は
「踵」「親指のつけ根」「小指のつけ根」「5本の指先」
の8ヶ所で支えています。
主に足指の変形などによって、足指に体重がかからなくなってしまうと
3つの土踏まず(アーチ)に過度な負担がかかります。
以下の項目も開帳足の原因と考えられています。
・運動不足・姿勢の悪さ
現代人に起こりやすい運動不足による筋力の低下や、
姿勢の悪さも開張足を引き起こす原因のひとつとされています。
・加齢と体重の増加
加齢による靭帯・筋肉の萎縮(弱くなること)。
体重の増加に筋量がついていかない・靭帯の強度が足りないなど。
また、幼児期に裸足で足指をあまり使わずに歩くと
骨間筋や虫様筋の発達できない可能性も指摘されることがあります。
・間違った靴選び
開張足になる原因として一番大きな要因は
自分の足の形に合わない靴を履くことです。
横幅に広い靴など足に合わない靴を履き続けることにより
通常使うはずの足の筋肉が使われない状態になり
足の変形と筋力の低下が起こります。
逆ににタイトなサイズ感のヒールやパンプスなどの靴を履くと
靴の中で両サイドの足指がきつく締めつけて動かない状態になるため
足裏の筋力が低下ことによって開張足になりやすくなります。
・立ち時間が長い
立位の状態、とくに前足部に体重をかけている時間が
長い場合(ハイヒールなど)では、横アーチに負担が常にかかっています。
・硬い地面での運動
ランニングやジャンプでは、中足骨頭部に強い負荷が加わります。
これによって横中足靭帯のゆるみにつながることが多いです。
・大きな外傷
中足骨の骨折やMTP関節周囲組織の損傷によるもの。
【開帳足により起こる問題】
〇足・足趾の変形
外反母趾・内反小趾、浮き指、屈趾症、偏平足
〇中足骨頭部痛
〇モートン病
〇足底筋膜炎
〇胼胝(べんち)・鶏眼(けいがん)
タコ、ウオノメ
【予防と改善方法】
足の運動を行う
まず、足の筋力をつけることで症状を改善させることが可能です。
具体的には、足指を折りたたんだ後、大きく指を広げたりするなどの
足指の体操を日常的に行えば、簡単に足の筋肉を増やすことができます。
歩行姿勢を意識する
歩行時の姿勢を正して歩くことで、
自然な形で開張足を改善、予防することができます。
正しい姿勢で歩くだけでも、適切な筋肉を動かすことができます。
具体的には踵を地面にしっかりとつけてから、
重力を足指に移動させて歩くことを意識するとよいでしょう。
インソール
靭帯のゆるみは、筋力強化だけでの改善は難しい面があります。
インソールは衝撃吸収の性能よりも、足のアーチやヒールの
安定を重視したものがおすすめです。
状態に応じて横足アーチを支えるパッドを入れることを検討しましょう。
テーピング・サポーター
足指を開くように作用するサポーターや装具は有効です。
足指を広げると中足骨頭部を狭めるように力が働くためです。
テーピングは横足弓を保持するように行います。
アーチパッドをつけるのもいいかもしれません。
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