気滞と血圧の関係
2025.01.14
【動悸】
心臓は1日に約十万回も拍動しますが、それを自覚することはありません。
その拍動を自覚し、不安や不快感を感じるような状態が動悸です。不整脈や狭心症など心臓の病気が原因のこともありますが、
心因性や貧血のほか、体調不良に伴う場合もあります。
東洋医学では気分を鎮め、体調を整えることで治療を行いますが、動悸にも3タイプあると考えられます。
気逆タイプは、驚愕や恐怖によって、気が不安定になり、上の方に突き上げる状態のことです。
神経過敏になった結果、動悸を感じるようになり、不安や不眠、多夢などを伴います。
気滞タイプは、気の流れが滞る「気滞」の状態になると、胸からのどにかけての症状に過敏になり、動悸や胸の圧迫感を
おぼえることがあります。これには、胃液や胃食道逆流症が背景にあることも少なくありません。
血虚タイプは、疲労や発熱により体力を消耗すると血虚となり、心に血がうまく行き届かなくなります。
このタイプは動悸のほか肌の乾燥やめまいなどもみられます。高齢者や慢性的な疲労がある人はさらに気虚を
伴うこともあります。
〈動悸に効くツボ〉
〇げき門
手のひら側。手首と肘との真ん中より、指1本分手首側で2本の腱の中央。
動悸の特効つぼです。ストレスなどが原因の動悸に効果的。イライラを抑え、血の巡りも整えます。
〇尺沢
腕の内側。肘を曲げた時にできるしわと垂直に交わる腱の親指側。
精神的要因の動悸のほか、肺経に属しているため息切れや咳などにも効果があります。
〇だん中
左右の乳頭を結んだ中央。
精神的要因の動悸に効くツボ。心を安定させて、不安感を除き、血の流れを落ち着かせます。
【高血圧】
高血圧の基準(家庭の場合)は、最高血圧が135以上、かつ最低が85以上の人をさしています。
高血圧は生活習慣病であるため、まずは生活習慣を改善する養生が大切です。
おもな原因となる塩分の過剰摂取や体重増加を解消する食事療法、ストレスを発散する運動を行います。
高血圧の血熱タイプでは、ストレスがたまると、肝が熱を帯び、その熱が頭部にのぼるために、のぼせたような
症状が見られます。赤ら顔で暑がるほか、怒りぽく夜よく眠れないなどの精神的な症状も現れます。
気逆タイプでは、過度なストレスや、精神的な緊張が続くといったことがあると、肝に気がたまりうつうつとした
状態になります。
寝つきが悪い、ちょっとした音に敏感、怖い夢を見るといった症状があるタイプです。
気滞タイプは、中年(50歳)以上の人に多く、血管の柔軟性が低下してきたタイプです。
血圧の上昇に伴って、肩こり、のぼせ、耳鳴り、不眠などの症状が現れます。
〈高血圧に効くツボ〉
〇風池
後頭部の骨のくぼみ、正中線から指3本分外側。
胆経に属するツボ。血圧を下げる作用のほか、目の疲れや頭痛にも効果があります。
〇足三里
すねの外側で膝の皿のすぐ下の外側のくぼみから指4本分。
胃腸関係全般の働きを調整するほか、気を下げる働きがあるとされ、高圧効果が期待されます。
〇曲池
肘に曲げた時にできるしわの外側の先端。
気や血が頭部に停滞して生じるめまいや頭痛。これらの症状を気を巡らせることで改善させます。
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